北海道日本ハムファイターズは3月29日(金)のオリックス・バファローズ戦(札幌)に先発する開幕投手を上沢直之投手に決定しました。また続く同カードの2戦目を、金子弌大投手へ託すことも決まりました。米アリゾナ州での1軍キャンプ最終日となった米国時間2月12日(火)、栗山英樹監督が明らかにした。上沢投手はプロ8年目で初の大役で、金子投手は昨シーズンまで在籍した古巣相手の舞台になる。
この日、2月12日午後12時12分。アリゾナ特有の真っ青な空の下で、報道陣へと公表しました。「12」が3つ並んだ日を選んだのは「ワン・ツー」で、開幕から1、2戦の先発投手を明かすという意味を込めました。栗山監督は、異例の2人同時発表の理由について「ファンの皆さんも、その方が楽しいでしょ」と、笑顔を見せました。
2016年以来、3年ぶりの日本一へと向かうチームのスタートラインは決まりました。指揮官は「ナオ(上沢投手)はうれしいという感じではなく、責任を飲み込むという表情をしていた。チヒロ(金子投手)は、日本一になるために決めた」と話した。2人も、秘めた決意をにじませていました。上沢投手は「任されたからには期待に応えたい。最高のパフォーマンスを出せるように」と力を込めました。金子投手は「どの試合も大事ではありますし、この試合だけにならないようにしたい」と自然体ながらも、意気に感じていました。