北海道日本ハムファイターズでは北海道内の子どもたちが安全で快適にプレーできる環境を整えるため、「ファイターズ基金」から工費の一部を寄付し、自治体や球場管理団体、施設利用者、地元企業などと共同で少年野球場を修繕、整備していく「ダイヤモンド・ブラッシュ」プロジェクトを2019年に立ち上げました。
このほど2020年度の対象球場の一つに選定していた札幌・厚別区少年野球場の改修が終了し、9月6日(日)に落成記念式典が開催されました。北海道日本ハムファイターズの田中賢介スペシャルアドバイザー(SA)のほか、プロジェクトに多大なご協力をいただいた厚別区少年軟式野球連盟や協賛企業の皆さま、連盟所属12チームが出席し、テープカットや記念撮影などを行い完成を祝いました。
元々一般向けに使われてきた球場は、厚別区少年軟式野球連盟に譲渡されるまでの2年間、全く手つかずのままだったためすぐにプレーできる状態にありませんでした。昨年、連盟独自で雑草の除去や粗整地を行っていたものの、少年野球用の規格に合わせるためにはさらに大規模な改修が必要でした。今回のプロジェクトで両翼65m中堅80mの外野フェンスが取り付けられたほか、マウンド作りや転圧・整地が行われ、プロジェクトサプライヤー「株式会社カナテック」から本部席用にユニットハウスのご提供があり、緑に囲まれた環境の中に真新しい球場が完成しました。感謝状を受け取り、始球式を務めた田中賢介SAは「野球を通じて子どもたちが成長していくのを見るのはとても楽しみ。多くの人が関わったこの球場から巣立ち、将来は人のことを応援できる大人になってください」と挨拶。選手代表として大谷地東ドリームスの小林奨主将は「ここを出発点に、(北広島市に建設中の)ボールパークで活躍できる選手になりたいと思います」と誓っていました。セレモニーの後には4年生以下によるオールスター戦が行われ、早速子どもたちが元気にプレーする光景が見られました。
2年間放置され雑草が生い茂る
削った土が外野に集められた状態
吹きさらしのダッグアウト
會澤高圧コンクリート株式会社から
提供された基礎に取り付けられる
スコアボード
株式会社カナテックより寄贈された
本部席用のユニットハウス
外野フェンスも新たに取り付け