今シーズン限りでの現役引退を表明していました北海道日本ハムファイターズの浦野博司投手が、本日10月31日(土)、札幌市豊平区の球団事務所で記者会見を開きました。
浦野投手はセガサミーからドラフト2位で2014年に入団。1年目から先発ローテーションの一角に入って7勝を挙げる活躍を見せ、右肩を痛めた2016年シーズンは1軍未登板となりましたが、2018年には一時抑えを務めて7セーブをマーク。「復帰した時の歓声は今でも覚えています。温かい声援が力となり、感謝の気持ちでいっぱいです」と話しました。
A)寂しいと言えば寂しいです。ずっと野球をやってきましたから。試合に出続けるのがプロ野球選手。ファームでも思ったようなプレーができず、一軍の戦力になれなかったので決意しました。
A)いつも思い出すのは、1年目のクライマックスシリーズで投げた試合(ホークスとの第1戦で9回途中まで好投)ですね。毎年振り返った時に思い出す試合です。
A)どうですかね、ないですね。やれる、やれるとは誰もが思うものですが、僕はプロ野球選手というのはそうではなくて、結果を残さなければならないところ。1軍の力になれなくなり決断しましたが、今は後悔より幸せな野球人生だったなと思っています
A)宮西さんには事前に報告しました。「ここまでやってきたことがすごいこと。誇りを持て」という言葉をいただきました。
浦野投手はオリックス・バファローズ22回戦(札幌ドーム)の7回2死から通算101試合目のマウンドへ。投球練習中は感極まって涙をこらえる表情を見せましたが、松井佑選手を落差の大きい決め球のフォークで空振り三振に仕留めスタンドから万雷の拍手を浴びました。
試合後にはセレモニーが行われ、同学年の中田翔選手、同期入団の渡邉諒選手、投手陣を代表して宮西尚生投手、有原航平投手、上沢直之投手、さらにバファローズの中嶋聡監督代行から花束が贈られました。記念撮影の後にはマウンド上で7回、選手たちの手で胴上げ。スタンドに向けて手を振りながら場内を一周し、三塁ベンチ前に並んだ監督・コーチ、選手、スタッフ一人ひとりと固い握手を交わしてからグラウンドに向かって深々と一礼。7年間の現役生活に別れを告げました。