2021/10/30 (土)
チーム

堀投手、西川選手が個人タイトルを獲得

パシフィック・リーグは10月30日(土)、全日程が終了し、北海道日本ハムファイターズの堀瑞輝投手が最優秀中継ぎ投手賞、西川遥輝選手が最多盗塁者賞のタイトルをそれぞれ獲得しました。

【投手部門】
-最優秀中継ぎ投手賞

堀瑞輝投手 42ホールドポイント 

堀瑞輝投手

5年目左腕が大きく飛躍した。登板数、ホールド数は自己最多の数字をマーク。防御率、投球内容の面でも進歩を遂げ、左のセットアッパーとしてブルペン陣を支えた。伸びのある直球と大きく曲がるスライダーのコンビネーションで、イニング数以上の三振を奪うなど高い奪三振率を記録した。好調時は圧巻の投球を披露し、勝ちパターンの一員としてシーズン通して安定感を示した。今シーズンのホールドポイント数は2位に8差をつける抜群の数字。師と仰ぐ宮西尚生投手のように、この安定感を今後も示していくことが堀投手の目指すところ。来シーズン以降もファイターズ救援陣に不可欠な存在になるべく前進する。

■コメント

「自分が中継ぎをやると決めてから一番取りたいタイトルだったので、本当にうれしく思うのと同時に運が良かったと自分では思っています。そして、起用してくれた首脳陣の皆さんや支えてくれたスタッフ、チームメートがいなければ、ここまでの数字は残せなかったと思うので感謝しかないです。今シーズンは投げていて深く考えることなく、すぐに切り替えて投げられるようになったことがこれまでとの違いだと思います。2年ぶりに50試合登板に到達できましたし、ここから50試合登板を重ねていきたい。今シーズンは良い結果を残せましたが、これで終わらないように来年、再来年と結果を残せるように頑張っていきたいです」

【野手部門】
-最多盗塁者賞

西川遥輝選手 24盗塁 3年ぶり4度目

西川遥輝選手

シーズン終盤に大きく追い上げ、3年ぶりのタイトルを獲得した。ファイターズが誇るリードオフマンも今シーズン前半戦は不調に陥り、持ち味の脚力を発揮する機会も少なかった。それでも、後半戦に入ると徐々にヒット数も増え、粘り強く四球を選ぶことで出塁機会が増加。積極的に先の塁を狙うことで、盗塁数も増やしていった。8月27日の埼玉西武戦ではプロ野球史上30人目、現役選手では単独トップに躍り出る通算300盗塁を達成。節目の数字に到達すると、さらに加速して盗塁数トップに立っていた選手たちに迫った。今シーズン最終戦では七回に代走で出ると即座に二塁へスチール。最後の最後でトップの3選手に並び、4選手がタイトルを分け合った。球団では単独2位となる通算311盗塁に到達。来シーズンは現役最多の数字をさらに伸ばしていく。

■コメント

「今シーズンは、序盤から思うようにプレーできず、悔しい1年でしたが、最後にこうしてタイトルを獲得できたことはうれしく思います。プロ2年目から苦しい時も寄り添ってくれた栗山監督には感謝の気持ちでいっぱいです。いい時も悪い時も、僕を信じて起用してくれ、栗山監督のおかげで今の自分があると思っています。今年は節目の300盗塁を達成することができましたが、24個という数字自体に満足はしていません。来年以降、この悔しさを糧に、さらに盗塁数を伸ばしていけるように頑張ります」

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