北海道日本ハムファイターズでは3月6日(日)のオープン戦・読売ジャイアンツ戦の試合開始前に、昨シーズン限りで現役を引退した鶴岡慎也氏の引退セレモニーを開催しました。
鶴岡氏は「テスト生としてドラフト8位で入団し、まさか19年できると思っていなかった」と入団当時を振り返り、「みなさんに背中を押していただき、成長でき、素晴らしいプロ野球人生を送ることができました」と感謝の言葉を並べました。
MLBのサンディエゴ・パドレスで活躍するダルビッシュ有投手からもメッセージが寄せられ「本当に伸び伸びと投げさせていただきました。まだ野球ができているのも鶴さんのおかげ」と話し、「みんなにも本当にずっと好かれていて、自分もずっと鶴さんのことが好きでした」と誰からも愛された人柄を語りました。
定位置・捕手のポジションにつき行われたラストキャッチセレモニーでは、投手に、一塁手に稲葉篤紀GM、二塁手に稲田直人コーチ、遊撃手にとかつての戦友が守備位置に。同じくチームメイトだった森本稀哲氏が一塁走者、新庄剛志監督が打席に入る中、盗塁を試みた森本氏から最後のアウトを奪いました。
多くの仲間、ファンから愛され、長らくファイターズを支えた鶴岡慎也氏。温かい拍手が送られる中、晴れやかな表情でグラウンドに別れを告げました。