本日9月26日(火)、今シーズン限りでの現役引退を表明していた北海道日本ハムファイターズの谷内亮太選手がエスコンフィールドで会見を行い、11年間のプロ野球人生を振り返りました。

始めは緊張した面持ちで会場に入りましたが、時折笑みを見せながら、和やかな雰囲気で会見を行った谷内選手。「今シーズンで引退することを決めました。11年間多くの方々に支えていただき、ここまでやり切ることができました。本当にありがとうございました」と引退の報告と感謝の気持ちを述べました。引退の理由を聞かれると「7月から一度も一軍に上がれなかったですし、成績も現実として残っていなかったので、色々なことを考えて引退することを決めました」と説明。「苦しい時期の方が多かったですが、日々頑張った結果がこの11年間に至ったと思います」と現役生活を振返りました。

谷内選手は金沢西高校から国学院大学に進学し、2012年にドラフト6巡目で東京ヤクルトスワローズに入団。6年間プレーをして、2018年12月にトレードでファイターズに入団しました。内野の全ポジションをこなす守備力と勝負強い打撃力でチームの勝利に貢献。後輩や同僚から頼られる人間性から、野手メンバーをけん引する存在でした。「ファイターズに来てから一軍の試合に使ってもらえて、良い思い出が多いです。充実した5年間でした」とファイターズでの思い出を語りました。 また印象に残っている試合を聞かれると「昨年のPayPayドームでの試合。サードを守って最後のアウトを取れたこと」とチームの勝利を決めた好守でのエピソードを上げました。それでも「実は守備よりも打撃の方が好きだった。この世界で生き残っていくために、守備に振り切っていました」と谷内選手らしいプロ野球選手としての生きざまが垣間見える会見となりました。

明日9月27日のマリーンズ戦で、一軍最後の試合に出場する予定。「とにかく全力でやるだけだと思いますし、普段通りしっかり準備して臨みたい」と意気込みを語りました。