北海道日本ハムファイターズでは11月11日(土)、国内フリーエージェント(FA)権を保有している加藤貴之投手と来季契約合意に達しました。加藤投手はエスコンフィールドHOKKAIDOで会見に臨み、「来年もファイターズの一員としてプレーします」と述べ、国内FA権を行使せずに残留することを表明しました。
今季FA権を取得した加藤投手は「ファイターズに育ててもらって感謝していますし、本当に必要としてくれて、そこが一番うれしかった。悩みはしましたけど、ファイターズでプレーしたいという思いが一番でした」と残留に至った理由を明かしました。2023シーズンの開幕投手を務めたものの、2桁勝利に届かなかった加藤投手は「今季は苦しいシーズンだった。来季は(調子の)波を少なくして、いい状況を長く継続したいと思っています」と前を見据えました。
3年連続規定投球回に達し、防御率は2年連続2点台。来季も先発の柱として活躍が期待される31歳の左腕は「ファイターズの関係者みなさんが必要としてくれてうれしかったし、必要とされた以上は(投手陣の)先頭に立ってもっともっと頑張っていこうと思います」と話しました。さらに、「ファンのみなさんにも声をかけてもらっていた。今はほっとしています。みなさんと一緒に来年も頑張っていきたい」と残留を強く願っていたファンの思いに応える決意も示しました。