北海道日本ハムファイターズと契約した台湾出身の古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手(24)が11月26日(火)、台湾・台北市内のホテルで入団会見に臨みました。背番号は37に決定。古林投手は「直感で決めました。高校の時からファイターズでプレーしたいと思っていました」とにこやかに語りました。
メディアや関係者ら約100人が詰めかけた会場で、古林投手は最愛の祖母とともに登場しました。今季まで所属していた統一ライオンズの林監督も会見に同席し、感極まる場面も。古林投手は「お世話になった方々にありがとうと伝えたいです。台湾で育ててもらっていないと今の自分はない。高卒から台湾プロ野球を経由しても、こういう道があるということを示していきたいです」と周囲への感謝を語りました。
視察したエスコンフィールドについては「世界でナンバーワンの球場だと思っている。あの球場でプレーできることが今から楽しみ」と話し、「日本を知る先輩から『コミュニケーションが大事』と言われましたし、できるだけ早くチームにとけ込みたい。チームの勝利に貢献したいです」と来季の抱負を示しました。
会見に同席した栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)は、まず第3回WBSCプレミア12を初制覇した台湾へお祝いの言葉を伝えました。その後、最速157キロを誇る古林投手について、「世界的に投手の球速が上がっている中で、今の野球にマッチしている」と評価し、「世界のトップに立てる人と野球をやりたかった。台湾のみなさんに喜んでもらえるような世界の一流選手になってもらえるようファイターズがお手伝いをします」と期待を寄せていました。