北海道日本ハムファイターズは2月1日(土)、沖縄県名護市と国頭村で春季キャンプを開始しました。1軍の拠点となるEnagicスタジアム名護では、セレモニーが行われ、名護市の渡具知武豊市長が出席。選手たちに向けて、今シーズンへの期待と激励が込められた温かいメッセージが送られました。
ブルペンでは、初日から13投手が投げ込み、心地よいミット音が響きました。3年ぶりの一軍スタートとなったベテランの宮西尚生投手は「より実戦に近い形で投げたかった。初日にしたら上出来かな」と手応えを口にしました。
中日ドラゴンズから移籍した福谷浩司投手もブルペン入りし、元チームメイトの郡司裕也選手を相手に計69球を投げ込みました。新庄剛志監督も見守る中での投球に「監督から『良かったよ』と言ってもらえた。生で見ていただくのはすごいうれしいです」と笑顔で新天地での初日を振り返りました。
就任4年目で「今年が一番楽しみ」と語る新庄監督。「ブルペンにいったら、5人並んで投げてたんですけど、2年前と全く違った。投げてるオーラが。それぐらい仕上がってるというか、飛ばさなくていいよというぐらいのボール投げていた」と投手陣の仕上がりを評価。野手陣の動きにも「ボールに対しての足の運び方、柔らかさが、体に吸い込まれるような。全員上手くなったね」と3年間での成長を感じていました。
それでもポジションは9つ。「誰をどこのピースにはめようか考えながら、最終的にはオープン戦で決める。8人固定というのがベストですね」とチームの競争に期待。早くも2か月後の開幕に向けて、ポジション争いが始まっています。