2018/05/03 (木)
コミュニティ

札幌ドームで「ゆきのねアフターミーティング」を開催

北海道日本ハムファイターズは「ウィンタースポーツに取り組むこどもの増加」、「ウィンタースポーツに興味を持つ子どもの増加」、「ウィンタースポーツ競技の振興」につながる活動を実施したいという、北海道に拠点を置くウィンタースポーツの競技・活動団体をサポートすべく、2017年に「SNOW-ROOT SCHOLARSHIP(スノールートスカラシップ)ゆきのね奨楽金」を創設しました。1団体あたり上限30万円、総額で200万円までを“奨楽金”として贈った結果、昨年12月から今年3月にかけて7つの助成事業が北海道内各地で展開されました。実施初年度を総括し、次年度以降につなげるべく「ゆきのねアフターミーティング」と題したイベントを5月3日(木・祝)、札幌ドーム南北通路会議室で開催しました。

このミーティングは、平昌オリンピックで日本中を沸かせたウィンタースポーツのさらなる発展と振興を願い、情報や知識の共有を目的に、道内一円から競技関係者約60人にご参加いただきました。冒頭、公益社団法人日本カーリング協会・松平斉之副会長が北見市常呂町でカーリングが「町技」になり、平昌オリンピックでロコ・ソラーレ北見が銅メダルを獲得するまでの道のりを『小さなまちの大きな挑戦』と題して講演。「PLAYの意味は‘遊ぶ’であり、‘私たちでも一生懸命楽しめる’という環境を整えることがとても大切。メダリストから多くの方に支えられたお陰という言葉を聞き、強いチームが身近にいることは後に続く世代の夢になる」とお話しいただきました。

また、スキー・クロスカントリーで4度のオリンピックに出場し、4月にノルウェーで開催されたスキー・クラシック50キロで優勝を果たした美幌町出身の石田正子選手も参加。活動拠点を置くノルウェーのジュニア育成法について「10歳の子には1日55分間の練習を週2回と決めていたり、鬼ごっこやサッカーも採り入れている。13歳まではタイムを計っても順位をつけないなど、記録にとらわれないのが日本とは大きな違い」との実例が紹介され、皆が興味深く聞き入っていました。

さらに昨冬助成事業を行った団体の活動事例紹介もあり、京極クロスカントリースキー少年団の船場英雄代表は「用具購入ができ、体験会の参加者は例年の5倍。一気に基盤が整いました」と報告。NPO法人清水町アイスホッケー協会の草野和好理事からは「幼年交流会には稲葉(篤紀)SCOや現役のオリンピック選手に来てもらい、来シーズンの参加者増加も期待できる」との発言がありました。その後もスポーツを取り巻く環境整備に向けて活発に意見が飛び交い、稲葉SCOは「北海道に元気な子どもを増やしていけるよう、今後もこうした機会を大切にしていきたいと思います」と話していました。

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