「マイナビオールスターゲーム2023」第2戦が7月20日(木)、マツダスタジアムで行われ、万波中正選手が2試合連続本塁打をマークし、最優秀選手賞(MVP)とマイナビドリーム賞に輝きました。球宴での2試合連発は23人目で、球宴初出場からの2試合連続アーチは史上初。ファイターズの選手が球宴でMVPを獲得するのは2022年第1戦(福岡PayPayドーム)の清宮幸太郎選手に続いて2年連続となりました。また、アリエル・マルティネス選手は2打数2安打2打点で敢闘選手賞を受賞しました。試合はパ・リーグが6-1で2連勝を果たしました。
万波選手は「4番・中堅」でスタメン出場。第1打席は凡退したものの、4回に迎えた第2打席で魅せます。対峙したバウアー投手(横浜DeNAベイスターズ)は球種を予告しながら投げるというオールスターならではのピッチング。「そんな経験がなかったので、最初は戸惑った」と言いながらも粘り、7球目のスライダーを豪快に振り抜きました。広島の夜空に舞い上がった打球は左中間席へ飛び込む特大の一発。「完璧な当たりでした。最高です」と充実した表情で振り返りました。第3打席は右中間へ二塁打を放ち、マルチ安打も記録。「大満喫の2日間でした」と初の夢舞台の感想を語りました。万波選手は試合前のホームランダービーにも出場。1回戦で敗れたものの、試合では見せ場を作り、大いにファンを沸かせました。
マルティネス選手は途中出場ながらも力強い打球を飛ばし、8回にタイムリー三塁打でアピール。上沢直之投手は3回に登板し、1イニングを三者凡退に抑えるナイスピッチングを見せ、松本剛選手は途中出場でヒットを放ちました。2日続けてファイターズ勢が躍動し、後半戦へ向けて弾みをつけるオールスターとなりました。