2016/07/17 (日)
チーム

ファイターズOBレジェンズが西アフリカ選抜と熱戦

6月末から8月にかけて日本各地で開催されている「西アフリカベースボールプロジェクト」の一環で、来日中の西アフリカ選抜と北海道日本ハムファイターズOBレジェンズの親善試合が、7月17日(日)に室蘭新日鐵住金球場で行われました。試合前から間断なく雨が降りしきるコンディションの中、2,000人を越える観衆でスタンドは埋め尽くされ、試合は序盤にリードを許したファイターズOBレジェンズが中盤以降に13安打を集めて得点を重ね、10-2と逆転して元プロ選手の面目を保ちました。

この一戦は2008年から2年間、青年海外協力隊でブルキナファソに野球指導隊員として赴いた富良野市在住の出合祐太氏が代表を務める「ブルキナファソ野球を応援する会」から要請を受けたことがきっかけ。北海道で野球の国際普及に関わる機会は少なく、夢を抱いて来日した選抜メンバーのひたむきな姿をファイターズファンの皆さんにも見ていただきたいと、趣旨に賛同した20人のOBが今回の試合に向けてチームを編成しました。

来日当初は大学相手に大敗が続いた西アフリカ選抜でしたが、実戦を積み重ねてきた経験と日本の独立リーグに所属する2選手が加わったこともあって、初回に先発の建山義紀投手に3安打を浴びせて2点を先制する健闘ぶり。盗塁で再三バッテリーを揺さぶる積極さも光りました。対するファイターズOBレジェンズは2番手の江尻慎太郎投手が4回を無安打8奪三振に封じ、稲葉篤紀スポーツ・コミュニティ・オフィサーも緊急参戦して代打でムードを変えると、池田剛基選手の右越え満塁本塁打や森本稀哲選手の4安打固め打ちなどで一気に流れを引き寄せました。

試合を終えて出合代表は「自分たちの歴史に大きな1ページを刻む事ができ、選手は最後まで自分たちの野球を見せようとプレーしてくれました。目標は東京五輪。そこに向かってこれからも挑戦していきます」ときっぱり。四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスでプレーしているサンホ・ラシィナ選手は「西アフリカの野球は始まったばかり。NPBの選手を目指し、これからも頑張っていきます」と力を込めました。野球が国際的な広がりをみせることは、北海道でプレーする野球少年の夢や可能性を広げるもの。木田優夫GM補佐は「従来ない野球の楽しみを見せられてよかったですし、ファイターズとして今後もこうした活動を続けていけたら」と話していました。

7月17日(日) 
北海道日本ハムファイターズOBレジェンズ
vs.西アフリカ選抜/室蘭新日鐵住金球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
OB
レジェンズ
0 0 0 0 2 1 5 2 0 10 13 0
西アフリカ 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 7 3
バッテリー
■OBレジェンズ

建山、江尻、立石、西崎、岩本、関口、木田-荒井修、中山

■西アフリカ

ムサ、アミール、ジニオ、ラシィナ、ヘンリー、ファリース-ムスタファ

本塁打
■OBレジェンズ

池田

■西アフリカ

なし

チーム一覧へ戻る
  1. トップ
  2. ニュース一覧
  3. ファイターズOBレジェンズが西アフリカ選抜と熱戦