北海道日本ハムファイターズは10月30日(月)、北広島市のエスコンフィールドHOKKAIDOで新たに就任した武田久投手コーチ、谷内亮太内野守備走塁コーチ、岩舘学ファーム内野守備走塁コーチの記者会見を行いました。選手としてファイターズの勝利に貢献してきた3氏は初めてとなるNPB球団のコーチ職へ向けて、意欲的な表情で意気込みを語りました。

ファイターズの守護神としてチームを支えてきた武田久コーチは「ファイターズが強かったときは前半に得点を取って、中盤、終盤と抑えて逃げ切る形だった。そういう野球を目指していきたい。ピッチャーで勝ったといわれる投手陣にしていけたら」と力強く話しました。

今季まで現役で守備の名手として知られる谷内コーチは「選手のいいところ、課題となるポイントは分かっているつもり。それぞれの選手がやりやすいポジティブな気持ちで守備に取り組めるように促していきたい」と落ち着いた表情で語り、アマスカウトとして尽力してきた岩舘コーチは「アマスカウトを5年、スコアラーを5年務めてきました。入団してくる選手にはたくさんの人の思いが詰まっている。個性を見てあげて、選手と一緒にレベルアップしていきたい」と前を見据えました。

会見に同席した新庄監督は「武田コーチは強気なピッチャーで、フォアボールも少なかった。ファウルを打たせる技術があるので、そういったところを選手に教えていってほしい。谷内コーチは今シーズンまで現役で若い選手たちの課題やポイントを把握していると思うので、エラーの少ない内野にしていってほしいですね」と1軍投手陣と内野守備の強化に向けた期待感を語りました。

現役時代はそれぞれ職人的な特徴を持ち、プレーしてきた3コーチ。磨いてきた技術を選手たちに伝え、新庄監督体制3年目となるチームの底上げを図っていきます。