2018/09/30 (日)
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石井裕也投手が引退会見

北海道日本ハムファイターズの石井裕也投手が本日9月30日(日)、札幌市豊平区の球団事務所で現役引退会見を行いました。

石井裕投手は神奈川県出身で横浜商工高校卒業後、三菱重工横浜硬式野球クラブから2005年に中日ドラゴンズに入団。横浜ベイスターズを経て、2010年途中から北海道日本ハムファイターズに加入し、3球団で計14年間プレーしました。ファイターズでは、2011年8月8日の東北楽天戦に中継ぎ登板し、打者を1球で仕留め、移籍後初勝利を挙げました。その後もキレのある直球とスライダーを武器に貴重な中継ぎ左腕として2013年と2015年に自己最多の51試合に登板。ファイターズ救援陣の一角を担い、2度のパ・リーグ優勝と2016年の日本一に貢献しました。先天性の難聴を抱えながら三振を奪う姿は、「サイレントK」と呼ばれ、ファンから熱い声援を送られていました。
また、聾学校の児童・生徒らとも積極的に交流。ハンディを乗り越えてプロで活躍する姿は多くの子どもたちの励みとなりました。
会見に臨んだ石井裕投手は緊張した表情を見せながらも「私は今シーズンを持ちまして引退することになりました」と話し、「14年間、選手としてやってこられて本当に幸せでした。ファイターズでは僕にとってかけがえのない時間を過ごすことができました」とさまざまな思い出をかみしめながら、ゆっくりと語りました。
周囲への感謝の念を持ちながらプレーしてきた石井裕投手らしく「僕は監督、コーチ、先輩、後輩がいて野球ができたと思います。14年間本当にありがとうございました」と、お世話になった方々への感謝の言葉で挨拶を締めくくりました。
最後に交流を深めてきた帯広聾学校の子どもたちから「ありがとうございました。お疲れ様でした」花束とプレゼントを手渡された石井裕投手は「ありがとう」と子どもたちと握手し、笑顔で会見を終えました。

フォトギャラリー

2010年4月の入団会見で梨田監督(当時)とがっちり握手
2011年8月8日、1球で移籍後初勝利
2012年10月、CSと日本シリーズに登板
2015年7月、帯広聾学校の子どもたちと交流
2016年10月、CS2試合で無失点
2016年10月29日、日本一に輝き、仲間と笑顔で記念撮影
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