北海道日本ハムファイターズでは、企業理念の「Sports Community」の実現を目指して行うSC活動(社会貢献活動)の新たな試みとして、産学連携のスポーツ振興事業、<uniformics(ユニフォーミクス)>を始動いたしました。
「デザインのチカラで野球振興」をコンセプトに、学童野球チームのロゴマークやユニフォーム・キャップの意匠を、デザインを専攻する大学生が創作するプロジェクト。野球をする子どもたちには自分達のためだけのオリジナルデザインを提供しつつ、学生にはプロダクトデザインを体験する学びの機会を提供する“野球×デザイン×教育”の要素を併せ持ったスポーツ振興事業です。
※Uniform(ユニフォーム)+ics(「…学」「…術」などの意の名詞語尾)の造語
<uniformics(ユニフォーミクス)>は、2019年9月から2020年3月にかけて実証実験を行ない、共に留萌市で活動する東光ブルーウェーブと留萌エンジェルスの2チームの新たなビジュアルが2名の大学生の手によって完成しました。
「東光ブルーウェーブというチーム名から、色々なところで"波"をモチーフにして、留萌の海と波のような力強いプレーをして欲しいという想いを込めました。自分が考えたものが実際に形となったことは喜ばしいですし、今後の試合や練習のモチベーションアップの役に立ってくれればいいなと思います。また、"ユニフォームのデザインを考える"というこれまでなかなか無かった機会から、学びを得ることができました。「選手達はどういうユニフォームを着たら試合にもっと熱く取り組めるんだろう」と、野球選手の気持ちになってデザインをするという貴重な経験もできましたので、今後の制作に活かしていきたいと思います」
「僕は、このユニフォームの青いラインが目立っているところや、BとTが合わさったマークもカッコよくて気に入っています。このユニフォームを着て試合が出来てよかったです。今回はこのようなデザインをありがとうございました」
「留萌エンジェルスは新しく出来たばかりのチームということで、元気に楽しく野球をする様子をイメージしてデザインしました。ずっとパソコンの中で作業していたものがこうして形になって、とても嬉しいです。チームの皆さんにはこのユニフォームを汚しながら野球を楽しんでもらえたらなと思います。製作の過程で打合せを重ねたり、希望やアドバイスを聞いて修正をしたり、そして最終的にはこうしてユニフォームとして着てもらえて、自分では出来ないような貴重な体験がとても楽しかったです」
「私は胸のマーク、特にエンジェルスのAの羽根のところが気に入っています。水色とピンクの色合いもかわいくて気に入っています」
「まず、本企画に参加いただいた高橋さん、水谷さん、ありがとうございました。お二方の創造力・発想力がこれからまた沢山の方たちを喜ばせてくれることを願っています。そして、チームのみんなはこの素晴らしいデザインのユニフォームを着て、思う存分野球に取り組んでもらいたいと思います。また、このユニフォームを見て、野球がやりたいと思うきっかけになってくれれば嬉しいですし、こうしていろんな人がいろんな形でスポーツに関わることで、スポーツを通じて地域の活性化に繋がってくれることを願っています」
本格稼動となる2期目は、星槎道都大学、東海大学札幌キャンパス、北海道科学大学、北海道教育大学岩見沢校の4大学と北海道内の学童野球チームをマッチングし、2021年春までおよそ半年の月日をかけて、それぞれのチームのビジュアルを順次作り上げていきます。
また、本企画では、2022年度以降に参加を希望する学童の野球チームも随時募集しています。チームの合併や新設、周年などの節目のタイミング、ユニフォームの入れ替えなどを予定しているチームは是非、本企画にご応募ください。