2022/12/07 (水)
コミュニティ

「読み終えた本をみんなでシェア」2,823冊を寄贈

北海道日本ハムファイターズは読書促進全道キャンペーン「グラブを本に持ちかえて」の一環で、札幌ドームでの公式戦開催日にファンの皆様からご提供いただいた書籍(2,526冊)と、ファイターズからの提供分を合わせた2,823冊を一般社団法人「北海道ブックシェアリング」(江別市、荒井宏明代表理事)に寄贈しました。今年は農林中央金庫札幌支店と北海道森林組合連合会にご用意いただいた「特製木製しおり」のプレゼントが大変ご好評で、2014年にこの取り組みを初めて以来最多の書籍を寄贈することができました。ご協力いただきました方々へ、厚く御礼申し上げます。

書籍を寄贈する上沢直之投手と加藤貴之投手

北海道ブックシェアリング荒井代表

「グラブを本に持ちかえて」の活動の一つである「読み終えた本をみんなでシェア」は、北海道内や東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方沿岸部の読書環境整備を進めている「北海道ブックシェアリング」の活動に共鳴し、“本があるまちづくり”のお手伝いができればと2014年にスタート。今回で9年目を迎え、8月3日(水)から9月28日(水)の期間に主催22試合を開催した札幌ドームの総合案内所で引き取りを行った結果、絵本や小説、ノンフィクションなどさまざまなジャンルの書籍が集まりました。農林中央金庫札幌支店、北海道森林組合連合会からご提供いただいた「特製木製しおり」も併せて「北海道ブックシェアリング」へ贈呈し、今後様々な用途にご活用いただきます。

上沢直之投手は「今年もたくさんのファンの皆さんにご協力をいただいて、多くの本が集まりました。皆さんのご厚意に感謝の気持ちでいっぱいです。思いのこもった1冊1冊は、今後北海道ブックシェアリング様を通じて本を必要としている次の方の手に渡り、新たな役割を担っていきます。こうした活動を通じてより多くの地域の読書環境が整っていくことを期待しています」と話していました。

■一般社団法人「北海道ブックシェアリング」荒井宏明代表理事

「一般社団法人北海道ブックシェアリングは2008年に図書と教育の関係者が設立した非営利組織です。
北海道は自治体の3割以上が無書店自治体で、半分には公共図書館がありません。また学校図書館の蔵書・人員配置・新刊購入は全国ワーストクラスです。いま道内各地で図書の更新の停滞が進み、本と人との関係が希薄になっています。本会は読書環境の整備支援を進め、格差のない読書機会の創出を目的に活動しています。みなさまからお寄せいただいた図書は、ジャンル別に整理し、図書不足に悩む学校図書館や保育施設、福祉施設、公民館などに無償で提供していきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします」

≫ 読書促進全道キャンペーン「グラブを本に持ちかえて」2022 「読み終えた本をみんなでシェア」で木のしおりプレゼントについて

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